投稿日:2013.03.26
朝晩の冷え込みが和らぎ、マフラーや手袋を
着けなくても過ごせるようになってきました。
街も春らしさを感じます。
さて、今回の建築雑学シリーズーよくある質問④ー
Q. 近隣挨拶で事前調査のお願いをしましたが、
なかなかOKが貰えず困っています。
また、その周辺に工事とは直接関係がない所の住民が
「ウチは調査をしないのか?」と言ってきています。
そのために着工が出来ない状況です。
何度か説明に伺いましたが歩み寄りさえ出来ていません。
納得させる台詞はないでしょうか?それと着工後何日まで
調査可能日数があるのか、教えてください。
A. 最初に「工事とは直接関係がない」というのはどこで判断するのですか?
国交省が指示する範囲はありますが、地域性や住民感情等を考慮し
行うべきです。調査可能限度は山留工事作業前までが目安です。
納得させる言葉はご自分でお考えになるのがベストです。
例えば「◯月◯日から何があろうと工事は始めます」
と強行に出てみるのも作戦の一つかも判りません。相手の本音が聞けます。
居住者の心理や感情、生活環境の破壊や工事被害等を事前察知し、
スムーズな工程を作るにはどうすればよいかを検討しましょう。
歩み寄りほど難しいものはありません。
双方が納得する措置を講じなければならないからです。
ただ言えることは、こちらの意見だけを押し付けるだけでは、
上手く行きませんし相手の言うままだと余計に事が進みません。
そこで、核心へダイレクトに飛び込ませないようにさせる方法として
二者択一での質問形式にて打診するやり方があります。