家屋調査

目次

「家屋調査を行う基準」について

東京都建設局監修の「工事に伴う環境調標準仕様書/環境調査要領」というマニュアルがあります。 これには振動・騒音・地盤変形・地下水それと家屋調査の必須5項目が明記されています。 家屋調査については工事敷地区域に沿って民地側30m入った区域内とする旨が記載されています。

又は、掘削深度(底面から)45°に掛かる範囲の家屋物件に対しては、掘削に伴う地盤変動での安全度を考慮して基準を設けています。 並びに築年数・構造体・車両搬出路沿・地下埋設物の有無確認となっています。

一般の工事における掘削深度とは?

一般の工事における掘削深度はおよそ10m~15mまでであり、 掘削に伴う地殻変動が生じるのは、通常掘削底面から角度45°の範囲である。

しかし、安全度を考慮して30mまでとした。となっています。

下記の図をご参照ください。


平面図
調査範囲平面図

クリックで拡大


断面図
調査範囲断面図

クリックで拡大

  1. 家屋A・C・D Hパーキングは45°の区域に掛かっているので、家屋調査は必須です。 家屋Aについては倉庫も含まれる。
  2. 家屋Bは45°の区域には入っていませんが 安全度の範囲には掛かっています。
  3. 境界がブロック塀等の場合は工作物だけでも行う方が無難です。
  4. 調査範囲については、内外部・外構・工作物ともすべてとなっています。
  5. 例えば、家屋調査が不要な家屋Fの居住者が家屋調査を希望される場合は行う方が無難です。
  6. 家屋Fは工事車両の搬入搬出路に面しているとなると特に外構・工作物に関しては調査を行った方が良いでしょう。

工事開始後に 工事に対する不安等から近隣居住者から家屋調査の申し入れがあれば調査を行う事もあります。

この調査範囲は基準であり、建設地周辺状況によって調査範囲は変更になります。

その他のご質問はお気軽にお問合せください

家屋調査を行う前に

調査対象建物の居住者また所 有者に「家屋調査の許諾」を行います。

「許諾」無しの調査は 敷地内への立入りは「不法侵入」許可なしの撮影は「盗撮」となりますので調査できません。

調査前には調査対象者へ概要を説明します。

  • 外部のみの調査
  • 外部と内部の調査
  • 調査内容
  • 調査時間
  • 調査会社の説明を行う必要があります
弊社では調査前にあいさつに同行いたします。

家屋調査順序

  1. 調査開始前に 御挨拶に伺います
    ○2人1組で調査をおこないます
  2. 建物・工作物を簡単な図面に起こします
    ○撮影ポイントを記入するため
  3. 変状を確認しながら撮影を行います
    隙間 倒れ等計測も行います
  4. 調査完了後 再度御挨拶に伺います
    ○ご不在の場合は調査完了お知らせを郵便受けに投函致します

一般家屋の調査箇所の説明

外部調査
内部調査

よくある家屋調査のQ&A

外部について

そもそも何のために調査してるの?

万が一の際に比較し工事影響の有無を判断するための調査を行っています

時間がかかるのね ずっとみてないとだめ?

細部にわたって調査を行うため時間がかかってしまいます。外部調査に関しては絶対に必要ということはありませんのでもし、お時間に余裕がなければご相談ください。

洗濯ものとかしまったりした方がいい?

プライベートな物は極力映りこまないように撮影しております。どうしても撮影してほしくない場所等は事前にお声掛け下さい。

内部について

押入れの中までみたりしないよね?

収納や押入などは調査いたしません。納戸やウォークインクローゼットなど、場合によっては開けて調査しますので見てほしくない場所がありましたらお声掛けください。

内部まで調査する必要って?

工事影響の有無を判断する際により多くの判断材料を記録します。しかしプライベートな空間になりますので 調査して欲しくない時は事前にご連絡ください。

家具は移動して撮影しますか?

基本家具の移動はいたしません。見える範囲で撮影し総合的に比較できる資料を作成致します。

建具の開け閉めさせていたけどなぜですか?

現在の建具の開閉状況 隙間が無いか等変状を確認しています。

【関連ページ】家屋調査の詳細はこちら

現在取引をご検討中のお客様

家屋調査   

 

弊社では調査の際に提出いたしますサンプル報告書をご用意しております。
内容が気になるというお客様はぜひお気軽にお問い合わせください。

まずはお気軽にお問い合わせください