こんにちは(‘ω’)ノ
寒波到来ですが、新型コロナ対策のため頑張って換気している今日この頃
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回は、換気の大切さにちなんでシックハウス症候群についてお話してみます。
そもそもシックハウス症候群って何者?
略称SHSといいます。建物の室内環境が原因で健康被害を呈するものを指します。
「居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅においてみられる健康障害の総称」と
考えられています。
近年、住宅を高気密化することや、科学物質を放つ建材や内装材を使用することにより、
新築や改築後の住宅などで、化学物質による室内空気汚染などがあり、居住者に様々な体調不良(めまい・吐き気・湿疹など)が生じていることが数多く報告されています。
2000年,住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律81号)に基づき日本住宅性能表示基準が設定され,2001年には室内空気中化学物質濃度の指針値が定められました。
2002年建築基準法(昭和25年法律201号)が改正され,原因物質の使用が規制されました。
つまり、新築や増改築の際は、化学物質の使用制限があり、
建物完成後はそれぞれ基準値以下であることが必要になってきます。
では主にどんな化学物質が当てはまるの?
代表的なものとして
・アルデヒド類・・・・・・・・・・・・ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド
・揮発性有機化合物(VOC)・・・・・・トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
パラジクロロベンゼン、スチレン 等
・農薬類・・・・・・・・・・・・・・・クロルヒルポス 等
その他、厚生労働省が定めている物質がありますが、呪文みたいなので以前のtwitterをご覧ください。
— 陸洋コンサルタント株式会社 (@rikuyo_jp) March 7, 2021
じゃあどこに潜んでいそう?
(1)建築時における多様な化学物質の使用
天井 床・・・・・・ホルムアルデヒド
塗料・・・・・・トルエン、キシレン、エチルベンゼン
断熱材・・・・・・スチレン
(2)建物の気密性がUP
壁・接着剤等・・・・・・ホルムアルデヒド
(3)シロアリ駆除剤
床下・・・・・・クロルヒルポス
『無色だし気体だしどんな臭いなのよ?部屋の中で発生してるかわかんないぢゃん?(ノД`)・゜・。』
ということで(?)次回は室内空気濃度(環境)測定についてお話しします。