こんにちは!ブログの中の人です。
急に寒くなってきましたね。衣服や寝具は暖かいものに変えられましたか?
私もお休みの日に少しづつ入れ替えを進めています。
我が家では熱帯魚を飼育している水槽が2つあり、温水用ヒーターを毎年この時期投入します。
熱帯魚の種類は比較的おとなしく動きがコミカルなものをチョイスしていれるようにしています。
1年前にこのクラウンローチを仲間入りさせました。
このお魚さんは横になって寝る習性があると聞き、ものすごく期待して飼い始めたのですが、
人影=ごはん とインプットされてしまい、
期待を込めたまなざしをたたえてガチで寄ってくるようになっちゃったので
横寝ポーズを観れずじまいです。
今回は予告通り調査時の注意点などをお話ししていきます。
接着剤も含有してることがある!!
はい!ここ重要!!
主にビニル床タイル、ビニル床シート、フローリング材、壁ボード及び天井ボード等を貼りつける
『接着剤』。
現在製造している接着剤には石綿を含みません。
しかし、過去に製造した接着剤には含有量0.1%を越える石綿を含むものがあり、
改正石綿障害予防規則の『石綿等』に該当します。
※参照 日本接着剤工業会 技術委員会『施工された石綿含有接着剤の改修時の取り扱いについて』
改修・解体作業時には飛散する可能性があるので着工前に調べましょうということになります。
これは以前当社でアスベスト分析試料採取を行った時の写真です。
刷毛で塗った跡の箇所が接着剤です。
ビニル床タイルはすでに撤去されていましたが、きれいに剝がして改装するとのことでしたので
表層を必要な分こそぎ取り分析を行うこととなりました。
分析結果は『含有あり』でした。
分析用試料採取をするときは
対象建材だけでなく、接着剤が付着した状態で行うことが重要です。
建材の裏に建材があることもある
対象の建設物には原状回復工事やリフォーム、大規模改修工事が少なくとも1回は行われていると
思います。依然、改修・補修の施工方法として塗装箇所の『重ね塗り』や内装の『重ね張り』は
よく用いられていると思います。
例えば下の写真、矢印の所をよくご覧ください。
これは外壁塗装部分を拡大した写真です。
色が違いますね。
新築時はアイボリー系のリシン吹付材で塗装されていたようです。
その後、ホワイト系のリシン吹付材で改修工事を行ったと推測できます。
この場合も分析用試料を採取するときは素地の直前まで剥ぎ取り採取します。
内部リフォームやリノベーション、原状回復工事もよく『重ね張り』は用いられます。
ビニール床シートを剥がしてみたらビニル床タイルが下層に残っていた、
クロスを剥いでみたらまたクロスが・・・。なんてことはよくあります。
この場合は予定している工事の内容にあわせて必要な層まで採取します。
接着剤の存在も忘れずに採取しましょう。
3回にわたってお届けした『アスベストが混ざっていそう』いかがでしたか?
またネタができたらお届けしたいと思います。
それでは皆さん、はばないすでー。(^^)/